いつかきっと






そして数日後。
待ち合わせの公園へ向かった


竜は悲しそうな顔をして
ベンチに座っていた



竜はうちを見たとたん
抱きついてきて

「別れたくない」


と一言。





それでもうちは無理だ。
ここで許したら
また束縛と暴力の日が待ってる


お互い前に進む為にも。
お互い成長する為にも。



「ごめん、うちの決心固いから。」



それでも竜はうちを抱き締め
別れたくないと連呼していた





うちは竜から離れた。
そして泣きながら竜に言った

「束縛も暴力も
もう限界なの!!!!
もう疲れたの。
もう自由にさせて?」




竜は「わかった」と一言
残してうちの前から去って行った。






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