キャラメル・白輝子育て日記
両手に濯ぎ終えた
洗濯物をいれたカゴを
下げ近づく長身の兄の
姿を見上げるふたり。
「ごめんよ」
縁側を占領している
チビ達をまたぎ外の
物干し場へと急ぐ大兄
「かぁ兄ちゃ…ニ太も
おてづたいする~♪」
退屈していた小さい方
の弟が、兄を追いかけ
手伝いを申し出る。
気持ちは嬉しいが、
美夜との待ち合わせ
時間に遅れそうな霞
にとってはありがた
迷惑なだけ。
昨日の様に洗濯物を
落とし引きずり
泥だらけにされる
のは絶対嫌。
霞は末娘の花がカゴ
の中でスヤスヤ
眠っているのを確認し
2個で良いかと
エプロンのポケットに
手を入れ秘密兵器
キャラメルを取り出し
ニ太の小さな手
に握らせる
「わぁ~チャラメル」
「一太にむいてもらえ」
喜びありがとうを
言うニ太の体をくるりと
回しその隙に逃げる霞
洗濯物をいれたカゴを
下げ近づく長身の兄の
姿を見上げるふたり。
「ごめんよ」
縁側を占領している
チビ達をまたぎ外の
物干し場へと急ぐ大兄
「かぁ兄ちゃ…ニ太も
おてづたいする~♪」
退屈していた小さい方
の弟が、兄を追いかけ
手伝いを申し出る。
気持ちは嬉しいが、
美夜との待ち合わせ
時間に遅れそうな霞
にとってはありがた
迷惑なだけ。
昨日の様に洗濯物を
落とし引きずり
泥だらけにされる
のは絶対嫌。
霞は末娘の花がカゴ
の中でスヤスヤ
眠っているのを確認し
2個で良いかと
エプロンのポケットに
手を入れ秘密兵器
キャラメルを取り出し
ニ太の小さな手
に握らせる
「わぁ~チャラメル」
「一太にむいてもらえ」
喜びありがとうを
言うニ太の体をくるりと
回しその隙に逃げる霞