しょーもなっ!
雄大はこの中学で初めて会った。
1人で居る時に話しかけてきてくれた。
その時の雄大の優しさに私は…惚れてしまった。
でもその気持ちは持っちゃいけないもの。
だから心の中にしまってある。

「雄大…」
「何?」
「や、やっぱなんでもない!」
「んだよ。どうしたんだよ。ん?」

雄大の顔がドアップで写った。

「な、なんでもないよ!」

私は雄大から顔を背けた。

「んだよ…」
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