素直になれなくて







    「何授業サボってんの?」






    「・・・るか・・・・」





    「朝のあんたの反応見て
     分った・・・・
     言えなかったんだね」







    「・・・・・うん」





    「・・・・
     言いにくいよね

     でもさ
     あんたは自分の
     気持ち隠して
     くるみちゃんの

     応援できんの?」






    「しなくちゃいけないんじゃん!!!」






     思わず怒鳴ってしまった
     






     これじゃあ八つ当たりじゃん・・・






     「・・・そうだね
      でもさ、るかは
      あんたの味方だから



      隠しててつらいこととか
      気持ちがいっぱい
      いっぱいの時とかはさ・・・

      相談しなよ?」






      るか・・・・・
   


 


      「・・・うっ
       ぐすっ・・・ひっ


       私言えなかった・・・



       す・・・ぐに
       あきらめるなんて
       無・・・理だ・・けどっ


       まっ・・・た
       新しい人見つける・・・」







       るかは馬鹿みたいに
       泣く私のそばに
       黙っていてくれた



       ごめんね、るか


       ありがとね、るか



       



    

       大好きだよ・・・・
       
< 93 / 141 >

この作品をシェア

pagetop