亮平のおもちゃ
「おい、達也!どうゆうつもりだ?」
順平にトイレまで連れて行かれ、問いただされる。
「えー。な、なにが?」
「ふざけんな。なんで美樹と登校してんだよ?」
やっぱり誤魔化せなかった。
だから、少し偽りをまぜて正直に言った。
「お、男に興味がなくなったんだよ。」
「…は?」
「だから、アイツと付き合うことにした。」
「何故?この前、美樹におびえてたお前が?何かあんじゃねぇの?」
「ねぇっつーの、ばぁか!」
そう言って、俺はトイレを飛び出した。
そして、誰かに思いっきりぶつかった。
「…ってて。すんませ…」
その人の顔を見るなり、回れ右して逃げ出す俺。
だけど、当然のように、つかまった。
「相馬クン?ちょっと、下げパンしすぎですよ?あげてください。」
そう言いながら、亮平はちょこっとだけ俺のアソコに触れて、亮平は俺のズボンを上げようとした。俺は少しだけど、触れられて、ピクッと反応しちまった。
俺は、ズボンのベルトを触られた瞬間、あのレイプされた時にズボンを下ろされた時の感覚と重ねてしまい、条件反射で怒鳴った。
「ッ―――!触んな!!」
亮平は驚き、手を引っ込める。
俺はその場から逃げた。