Мeмory


「え…?」


「ただし」



拓哉くんは私を指さした。



「付き合って」


「…本気…?」


「本気。…橘 優奈として。」



…嘘…。



…いいの?



「私でいいの…?」


「うん。…優奈さんがいい。」



せっかく止まりかけていた涙が



また、流れはじめた。



< 126 / 217 >

この作品をシェア

pagetop