Мeмory


「さっすが優ねぇ」



雪奈がアイスココアを口に運んで言った。



「…うん」


「あれ?怒んないの?」


「…なに?怒ってほしいの?」



私は拳を構えて言った。



…怒れない。



怒る権利なんてないもの…



「まぁ、これで付き合えたってことだもんね」



< 92 / 217 >

この作品をシェア

pagetop