星の数だけ
「けいとっ…。」
私は大声をあげて泣いた。
「きっとこれを買って美桜ちゃん家に行こうとしたのね。」
「行く途中にトラックにひかれて…。」
気まずそうな顔をしてる2人。
「…私の所にくるときに?…私がいなかったら恵斗は………ごめんなさい。ごめんなさいっ…」
「せめないで、美桜ちゃんのせいじゃないから!」
お母さんが私の背中をさすった。
「私のせいです…。本当にすいませんでしたっ」
「恵斗だって美桜ちゃんのせいだとは思ってないよ。」
お父さんは恵斗を見ながら言った。
ずっとずっと泣いた。
涙が止まらなかった。
時間がたつのを忘れて泣き続けた。
「…最後に…恵斗に会っていいですか?」
「会ってあげて。恵斗も喜ぶわ。」
私が和室に入ると2人は空気を読んでくれて出ていってしまった。