星の数だけ
「恵斗…」
私はすごく冷たい恵斗の手を握った。
「恵斗…痛かったね。ごめんね、私のせいで…。」
返事は返ってこない。
「私恵斗いなきゃ高校いく意味なんてないよ。
生きてる意味なんてないよ。」
そう言った瞬間、背中に寒気が走った。
「恵斗?いるの?お願い…返事して?」
けど返事なんて返ってこない。
「ごめんね、私のこと好きになってくれてありがとう。」
私は恵斗の冷えた唇に最後のキスをした。
恵斗…あなたとの出会いはとても暖かいものでした。
初めて人を大切に思うことをおしえてもらいました。
今もみていますか?
それとも近くにいますか?
アナタはいつになっても大切な人に変わりはありません。