星の数だけ


「何か皆美桜の事みてる。さすが可愛い子だね。」


「そんな事ないよ。」


「だって先輩結構目つけてるってきいたよ。」


どこ情報ですかい。


「ねぇねぇ。」


知らない人に呼ばれて前をみた。


そこにはチャラそうな男3人組。


「何?」


「めっちゃ可愛くない?
今日カラオケいかなあ?」


「行かない。男に興味ないから散ってくれる?」


「可愛いからって調子こいてんじゃねーぞ。」


「あ?んじゃお前らキモいくせに調子こいてんじゃねーよ。」


「なんだと?」


私の胸ぐらをつかむ男。


「やめなよっ。」


隣で必死に止める圭織。


「殴りたいなら殴れば?
別に殺してくれてもいいよ?」


睨みあう。


くだらないことはわかってる。


「はいはいストップ〜。」


ケンカの仲裁するやつ。


こうゆう奴よくいる。


「ケンカはダメだぜ?」


だぜ?(笑)


身長たかくてなかなかイケメン。


「なんだよ?」


ナンパしてきたやつがそいつの胸ぐらに移した。


「落ち着いて。」


「落ち着いてじゃねぇ。てめえ誰だ?」


「この汚い手はなしてくれる?」


そう言って捕まれていた手をねじった。


「いってぇ。」


「かすのくせにいきがってんじゃねーぞ。」


ナンパしてきたやつは仲間をつれて行ってしまった。


ドラマみたい。


「大丈夫?」


「あっうん。助けてくれてありがとう。」


「全然いいよ。俺ヒーローだから。」


ニカッと笑って行ってしまった。

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