星の数だけ




「んで、結局ファミレスかいっ!」


そう、私たちはファミレスにやって来た。


「長い時間あんな所いたら風邪ひくだろ。」


ドリンクバーから戻ってきた和人が呆れながら言った。


和人は何気しっかりしてる。


「まぁね、でも弘之は大丈夫じゃない?だって、馬鹿は風邪ひかないじゃん!」


「てめえ。」


何だかんだいって圭織と弘之はお似合いだと思う。


「圭織も馬鹿だけどな。」


口を挟むように和人が言った。


「和人に言われたらおしまいだな!」


けらけら馬鹿にしたように弘之は圭織に言った。


「お前が一番の馬鹿だ。」


最後のトドメは弘之に。


こう言う、楽しい事はむしろ好き。


だけどね、馴染んじゃ駄目だって思っちゃうんだ。




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