星の数だけ
「お腹いっぱいだあ!」
ファミレスから出て時間は9時になった。
「そろそろ解散するか。」
和人がそう言うと悲しそうな顔をする圭織。
解るよ。そのきもち。
私も恵斗の時そうだったから。
「もう少し遊ぼうよ。」
なんで私がこんな事言ってるんだろう。
「美桜が珍しいな。」
「何か変なもん食った?」
「食べてないよ(笑)
みんなまだ時間大丈夫でしょ?」
三人は頷いた。
「なら決まり。遊ぼっ。」
「まぁ、いいけど。」
私たちは遊ぶことになった。
圭織は二人に見られないように私に
ありがとう
と口パクで言ってきた。
「あそぶっつってもどこで遊ぶ?」
考えてみるとあんまりない。
「和人独り暮らしだし、和人家いくべ。」
「和人って独り暮らしなの?」
圭織がきくと
「言ってなかったっけ?」
私も初耳です。
私たちは和人の家に行くことになった。