星の数だけ
マフラーを巻いて私は校門をでた。
私の名前は竹野美桜。
髪の毛がへそ位まであって身長は155センチ。
良く色んな人に告られるからわりとモテる方なのかな。
「美桜!」
声のする方を見ると満面の笑みでこっちに向かってくる人がいる。
「恵斗。」
彼は私の彼氏の境恵斗。
身長は私より少し高いくらい。
男子にしては低いほう?
サッカーを頑張ってて恵斗は特待も決まっていた。
「美桜、先生になんていわれたの?」
「高校行け的な感じのこと。」
「そうなんだ…。でも美桜、俺も高校は行ったほうがいいと思うよ?」
「行けるなら行く。行けないならいかない。」
高校の話しばっかで私の機嫌もかなり悪くなる。
「美桜〜。すねないの。」
「すねてないもん。」
「んじゃ笑って!」
「今は笑う気分じゃないの。」
「今日はイブだよ?」
「あっ、そうだね。」
クリスマスイブ。
街もいつもよりにぎわってる。
「忘れるなって!(笑)
じゃあ、今日と明日は高校のことなんて忘れよう!!!」
「うん!!」
「おっ美桜笑顔になった!
美桜は笑ってた方が絶対いいよ。
美桜が悲しいと俺も悲しいし美桜が笑ってれば俺、嬉しいから。」
「恵斗ぉ。」
私は恵斗に抱きついた。
「美桜…。」
恵斗が私を強く抱き締めた。
きっとこの恋はいつまでもいつまでも続くんだ。
そう思っていた。
そう願っていたんだ。