星の数だけ


お泊まり会?


フと浮かんだ恵斗の顔。


「私帰らなきゃ…。」


私は鞄を手にとった。


「帰るってどうやって?
お前家ここから歩いたら一時間くらいかかるだろ。」


「帰れるから大丈夫。ばいばい。」


和人は私の手を掴んだ。


「あぶねって!」


圭織の視線。


恵斗に対しての罪悪感。


色々な気持ちが交差する。


「離して!!私やっぱり皆と一緒にいるの無理だよ…。」


私はそう言って和人の家をでた。


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