ありがとうとさようならを 貴方に



中学の卒業式



私は貴方を呼び出した――・・・






貴方は「どーかしたァ?」と私に笑いかけて言ってくれた




「・・・・・ぁ」


私は貴方の笑顔に勝てなかったのか、言葉を詰まらせてしまった




私の異変に気づいたのか、貴方は

「まじで、大丈夫・・・?」

と言い、下を向いている私の顔を覗いてきたね






「ご・・ごめ・・」

「ごめん」と言い終わる前に私は泣いてしまった



「え・・・えぇぇえ!?何!?オレ、なんかした・・・・・!?」



「っ・・・ううん。な・・んも、してない・・・よっ・・・?
 たっ・・ただ・・・!」



「・・・ただ・・?」


「た・・ただ!!・・・・ユウのことが好きでぇ・・・・」



「・・・え・・?オ・・・・オレェェェエ!?
 え・・・あ・・この場合、どうすれば・・・?」


「知らないよぉ・・・・!!返事はぁ・・・・?」





「え・・・・っと・・・・」

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