★6×6★

「麻理ちゃん!おはよう!」

「麻理ちゃん!げんき?」

「麻理ちゃん!お昼一緒に…」
「麻理ちゃん!一緒に帰ろうよ!」
それから3週間程毎時間のようにあの子がクラスに来るようになった。

「なにあれ……」
ドン引きな伊織。

「ストーカー?」
冗談に聞こえないよ…由梨。

「どうしよ………」
あたしの呟きを聞き逃さなかった伊織。


(良いこと思いついた★)


なんて気づかなかった。
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