★6×6★
お気に入りのヘッドホンを着け屋上に横になる。
今日は天気が良く風が気持ち良い。
「合宿か…」
そのまま寝てしまった。
「ん―!あっ!寝てた…」
着信履歴を見るとみんなから電話が一杯…
「もどるか―」
起き上がって歩き出すと、人影が目についた。
「鈴将?」
鈴将が寝ていた。
そういえばちいさいころ秘密基地で空見ながら寝てたっけ………
なんて考えていると鈴将が目を覚ました。
「おはよー」
手を振るとびっくりしたのか、
「寝てないぞ?横になってただけだ!!」
慌てだした。
「嘘つけ。あたしも寝てたし」笑ってみせると何故か強気になった鈴将。
「サボりか」
「だって誰もいなかったんだもん!!」
「5:00からだぞ?」
「え?15:00って…」
時間間違えた―――!
「ぶっ!馬鹿w」
「つってももう5:30だけどね」時計を見て言う。
「「……」」
「「遅刻だ―――!」」
慌てて走り出した。