★6×6★
「あれ?1人?」
2人の男が近寄ってきた。
「遊ばない?」
そう言われて付いて行った。
いつもなら付いて行かない。
でもこの時はもう全てがどうでも良かった。
人気のない公園で少し飲んだり騒いだりしていた。
時間は9:30
時間的に眠かったし帰ろうと思って男達に帰る事を伝えると、
「何言ってんの?」
ニヤニヤ笑いながら近づいてくる。
一瞬にして動けなくなってしまった。
「君可愛いし僕のペットになってもらうよ」
その場に押し倒された。
ヤバいっ!!
一瞬の隙をついて逃げ出した。
あと少し行けば良くみんなで通っていた道の近く。
誰も通らないか……
でも後、一歩の所でも捕まってしまった。
「いや―!鈴将!!利駒!!朱兵!!隼人!!優斗!!妃樺里!伊織!由梨!未来!」
なんでこんな時に限ってみんなの事ばっか考えてるんだろう……
ビリッ
「きゃ―!!!!」
服を破かれた…
あたしはもうここで犯されるんだ……
「何してんだよ!!」
人の声が聞こえた。
しかもみんなの………
「なんだてめえら!!」
男が声がした方に走って行く。
あたしはただ怖くて自分の肩をしっかり抱いていた。
「そうゆう事するからこいつ部活来れなくなんだろ!」
利駒の声。
「誰かが欠けるとかありえねーんだよっ!!」
朱兵の声。
「ましてや天体部のアイドルだぞ!?みんなが心配するだろうが!!!」
鈴将の声。
みんなが来てくれた安心感でポロポロ涙が出てきた。
「麻理!!大丈夫!?!?」
妃樺里が一発男に蹴りをいれて飛んできて上着を貸してくれた。
「ひかり―!!」
妃樺里に泣きついた。
「怖かったね…もう大丈夫だから…あたしたちがいるから……」
妃樺里は優しくあたしを抱き締めてくれた。
「うぅ……うわ―ん!!」
思いきり泣いた。
それからあたしが落ち着くまでみんなは待っていてくれた。