★6×6★

「………っ、ありがと…」
本当に本当に……

「お帰り。麻理!!」
みんながあたしを抱き締めてくれた。

‘ありがとう’
本当に何回言っても足りないよ。

「あ……でもまだ外にいる人達が……」
一気にテンション下がったあたし……

鈴将とか鈴将とか鈴将とか……………

絶対激怒りしてる―!!


「怖い………話すの…」
色んな意味で…

軽蔑されちゃう。

見放されちゃうかな…?

「大ー丈夫!あたし達がいるよ?」
あたしの心を見透かしたように妃樺里が言った。

「時間も時間だし言いに行こっか?」
由梨がドアを開けた。
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