★6×6★
どさっ
落ちたのはクッションの山の上。
危なかった―。
と思って目を開けると目の前に麻理の顔。
これはもしかしてもしかしたら不味い状況なんじゃ………
おれの下に麻理がいる―――!!!
ヤバいヤバい!!
「ちょっ、陸駒重い……」
麻理が苦しそうに呟く。
ちょっと理性が…
「麻理。今目開けるなよ」
「なんで?」
「今顔の上をゴキブリが………」
「いきゃ―!わわわかった!」そういって麻理は大人しくなった。
いまなら誰もいないから良いか。
俺は意を決して麻理の顔に自分の顔を近づけた。
………あと少し…
ガラッ
「ちゃんとやってるか―??」