★6×6★

「どーゆ―事かな―?」
やけに笑顔な朱兵。

そのうしろには黙り込んだ鈴将。

「いや……いろいろありまして………」

「お前に麻理を押し倒す勇気があるとはな―」
笑い出した朱兵。

こ、こわい……

「押し倒してなんかないから!!脚立から落ちて…」

「麻理を押し倒したんだろ?」
「まぁ、そうなりますか………」
だめだ!なんも言えねえ!!

「まさか…押し倒してその続きしてねーよな?」
黙ってた鈴将が口を開いた。

「してないです。」

「ならいいやwwこのはなしは終わり!!」
朱兵を叩いて俺から離れさせた。

「次こんな事があったらまじでしめるかんなっ!」
散々暴れた朱兵は麻理の所へ行った。

「良かった………まじで殺されるかと思った…」

「さすがに殺さないだろ」
鈴将が隣で笑う。

「本当はちょっと妬いてるだろ?」

「そそそんな事ねーよ!!」
焦り出した鈴将。

「ほんとに?」

「ほんとほんと!!!」

「お前等が来るの後10秒遅かったらな―麻理のファーストキスはおれ………」

ごつっ!!!


殴られました……………
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