愛してる、君のこと
1章*翔ちゃんとあたし*
――2009年11月1日のこと。



ここから彼と正式に付き合った日。



11月1日、夜10時までは翔という彼氏がいた。



通称『翔ちゃん』



もちろんその時も本気で好きだったよ?



翔ちゃんのこと。



翔ちゃんには潤っていう友達がいた。



でもこの人はあたしにとっては…



天敵。



めっちゃ怖い人。なんかいつも黒いオーラを出している。



今日もいつものように潤を見つけると…



「キャー、潤だー」



とあたしは翔ちゃんの後ろに隠れる。



「大丈夫だって、沙羅。潤くん怖いけど優しいよ?」



ぇ!絶対うそ!



いつも「近づくな」オーラを出しているあの人が!?



「ぇ!絶対うそ!」




「んだと、テメェ!」



「うきゃーっ!(泣)」



「潤くんもいつもそんなすっから沙羅が怖がるんだよ」



「だってこいつが逃げるんだもん。」



「…潤なんて嫌い…(泣)怖いもん…(泣)」



「……チッ…。」



そう舌打ちをして潤はどっかに行ってしまった....












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