愛してる、君のこと
4章*あたしと潤*
そして時間は過ぎていき…



今の時刻は…



夜の9時半。



あたしは翔ちゃんの家にいた。



しかも…なぜか…潤もいる…。



…なぜ!?


「ねぇ、なんで潤もいるの?」



「いいだろ。別に。」



「なんか今日、俺ん家に泊まるんだと。」



と翔ちゃんが言った。



泊まる!?



ぇー…冗談じゃないよー…



うわー…



はぁ…



「そんな落ち込まなくても(汗)」



「だってぇ…」



「あー、もううぜぇな。いいだろうが」



やっぱ怖っ…



「あ、俺、近くのコンビニで飲みもん買ってくるわ」



「ぇ、あたしも行く!」



「だめ。外寒いから沙羅待っときな。」



そう言って翔ちゃんは行ってしまった…。



翔ちゃん……行かないでよ…。



おそるおそる潤の方を見てみると…



やっぱりこっちを睨んでいた。



うっ…怖っ…



「…沙羅…」



そう言って潤は少しずつあたしに近づく。



ひょぇぇー!待って!来ないで!翔ちゃん助けてー!



まだ死にたくないっ!



「ちょっ…潤…待っ……」



あたしは後ろにあとずさる。



壁に背中がついてしまった。



なっ……神様助けてー!まだ死にたくないっ!

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