愛してる、君のこと
5章*ごめんね、翔ちゃん*
「正気…?潤…くん…」



翔ちゃんが驚いた顔でいう。



「ん。正気。」



と、潤が真剣に答える。



「沙羅は…渡さないよ?」



「ヘタレくんが何言ってんの?」



「は?」



ぇ…もしや…喧嘩!?



やめてよー!



あたしなんかのだけに喧嘩しないでよっ



って言いたくてもいえない…



だって…今の潤と翔ちゃん…怖いんだもん…。



潤はいつもより更に怖くなってるし…



あの翔ちゃんも今は怖い…



「沙羅は…俺のモンなんだよ」



…は?



いつ、あたしがあなたのモノになったの?



めちゃくちゃすぎ!



まだキスされただけなのに…



「は?沙羅は俺のモンなの。いつ潤くんの彼女になったんだよ」



「さっき」



はぃぃぃぃ!?



めちゃくちゃすぎだよ!潤!



…もう…。



でも密かに…、潤が奪いとってくれないかなぁ…



なんて思ってたりしてたんだ。

< 17 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop