愛してる、君のこと
深呼吸をして、ドアを引く。



チャリンチャリン



鈴の音が店内に鳴り響く。



「いらっしゃいませ~」



それと同時に店員の声が聞こえた。



あたしは軽くおじぎをして、潤を探した。



辺りを見回すと…



「おいっ!」



ビクッ



聞いたことのある声に体がビクる。



声の方を見てみると潤が居た。



やっぱ…怖っ…



ゆっくり潤の席に向かう。



「お…おまたせ…。」



あたしは俯いて潤と向かい合わせに座った。



「そんなビクビクすんなよ。」



「だって…」



ビクるに決まってんじゃん…



天敵潤と二人で、しかも向かい合わせで・・・



もう超怖い…



翔ちゃん…



あたしは泣きそうになった。



クスッ


笑い声が聞こえたのであたしは顔を上げた。


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