桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
全国No.2の鬼龍


全国No.1の桜鬼


その差は歴然としている


だから例えばいまここで、鬼龍が僕の顔を見せろと言ったら…


鬼龍が解散させられるだけ


そんなやぼなことはしないだろう


鬼龍はそこまで馬鹿じゃないし


「チッ…悪いが俺らは…お前のことを調べるぞ」


思わず、唖然とした


普通、本人の前で言うか?それ


「くくっふぅ…くっ」


「…なにがおかしい…?」


鬼神の声には殺気がふくまれている


まぁ、僕には皆無だけど


「やっぱり面白い。鬼龍なら、いいぞ。桜鬼を調べることを許す。ただ───」


「ただ?」


「調べられるのならば」










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