桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
「…じゃ、行くか」


「おぅ」


久しぶりの家に緊張しているのか、心なしか羽琉の顔が堅い


つか、まだ病院なんだけど


「…あ、今日二人ともいるから」


「…は?」


「じゃ、さっさと乗れ」


「ちょ、聞いてな…っ」


言ってねぇし


「黙って乗るー」


そう言って羽琉を蹴飛ばした


こんなことする日がくるなんてなぁ…


ブルンッ


バイクをふかせ、発進した










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