桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
さっきまでウジウジしてたのが、まるで嘘のように、凛と、そして堂々とした態度で挨拶をした


最初からこうすればよかったのよ…


そう思わずにはいられない、立ち振舞いだった


「…羽琉が帰ってきたの。ほら、宴の準備は?」


「は、はいっ」


下っぱの奴は、それはそれは嬉しそうに屋敷内に入っていった


「…ほら、あんたも行くわよ?お父さんたちに挨拶して」


「…ん」


そして、屋敷内に入ろうとした羽琉を


「…羽琉」


呼び止めた










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