桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
「そ。私は、一ノ瀬 恋」


そう、私が名乗るや否や


「目障りだ。失せろ」


と、睨みをきかせながら言ってきた


「あんた見たところ年下でしょ。年上には敬語。…はぁ、常識がなってないわぁ」


「はぁ?うっせーんだよ。殺られてぇのか?」


「…殺れるもんならやってみなさいよ」


売り言葉に買い言葉


一瞬でその場の空気は変わった


傘をその場に投げ捨て、お互い構える


この子…強いみたいだけどまだまだね


「…負けてもうぜーから泣くなよ」


そう言って、走りかかってきた












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