桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
「…で」


「え?」


いきなり話を変えた私に戸惑いをみせる叶也


「…あんた、住む家あんの?…見たところ、家出?」


「…はい」


「…んなら、家おいで?わたしの持ってるマンションあるから。ねっ?」


「…はっ?」


“親が持ってる”じゃなくて


“私が持ってる”マンション


親の仕事を手伝ってる時に、社会勉強の一つで買った


んで、その最上階を自分の部屋にしたの


…そう、説明すると口をぽかーんと開けていた













< 276 / 438 >

この作品をシェア

pagetop