桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
「…ふざける?ふんっ!ふざけんのはあんたでしょ」


「なんだとぉっ!?」


男が怒り心頭し、私に殴りかかってきた


パシッ


「っ!?」


『っ!?』


男も、まわりの奴らも全員が目を見開いた


だって素手で、とめたし


「せっかくかっこいい踊り見せてもらって、いい気分になってんのに、空気ぶち壊すなんて………。最悪」


「…なんだと、てめぇっ」


はぁ…と、大きなため息をつき、男の目を見る


「…僕、サクラのマーク、もってるよ」


「…僕だぁ?てめぇ、女だろ?ププッ!つか、サクラのマーク?なんだそれ」


「……………………………見る?」


そう言って僕は、左手の袖をまくりあげた









< 4 / 438 >

この作品をシェア

pagetop