桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
「お前先髪とか洗う?」


「いやいやっ!お、お先にどうぞ…」


そんな恥ずかしいこといきなり無理だよぅ


おきまりの壁は高いな…


「ん。わかった」


そう言って髪を洗い始めた悠


…髪から洗う派なんだぁ


…ってか、なんでそんなに平然としてられるの?


私心臓バックバクなのに…!


もしかして…慣れてる?


それはちょっと…ヤダな


嫉妬したって意味ないんだけどさ


「恋?」


「ん?」


「…背中の流し合いしよーぜ?」


な ん で す と ! ?

「…そ、そんな高いワザ…いきなりは無理でやんす!」


「…何キャラだよ。大丈夫だって」


「…恥ずかしいもん」


私がそう言うと悠は私の手を取って自分の胸に当てた


そこは私と同じくらいバクバクいっていた


「俺だって恥ずかしいよ」












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