桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
人目につかないとこからバイクの爆音とともに現れる私たち


「青ヘルだっ」


どこからかそんな声が聞こえた


そして人が一番多く集まってるところでバイクを止める


…あ


今、一瞬悠と目が合った


すぅ…


小さく深呼吸をする


「…今日は、集まってくれてありがと」


僕がそういうや否やさっきまでざわついていたのが嘘かのように、静かになる


僕は別に大きな声をだしてるわけではないのに、後ろまで届いたみたいだ


「僕たちは今まで、正体を隠してきた。…だが今日、それをあかすことに決めたんだ」


そう言った瞬間、周りがざわついた


「おめぇらぁっ!」


さっきまでと違う僕の大きい声


それに肩を揺らす周りの奴ら


「特攻服を着て、旗あげろぉっ!!!」


「「「おうっ!」」」


周りの奴らはその行為を固唾を飲んで見守る



















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