桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
「あと一年もしないうちに2人とも忙しくなるしね。だから、はい」


そう言って封筒を机の上に置く


「…どういうことだ?」


父と母同様、悠も私の言っている意味が分かってないらしい


そう


今日は2つのサプライズがある


1つはさっき言った豪華客船”Dream号”のチケット


それはお父さんとお母さんに


もう一つは…


「…悠」


「ん?」


「お父さんとお母さんと一緒に、封筒の宛先見てみて」


不思議そうにしていた悠だが、言われた通りお父さんたちのほうに行って、


封筒の裏に書いてある私が書いた宛先を読んだ


「…おじいちゃん、おばちゃんへ…って、えっ?」


「…恋。お前まさか…」


「妊娠…してるの…?」


「ふふっ…3ヶ月だって」













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