桜鬼【完】 続編気まぐれ更新中
バンッ


バンッ


外から、何かを蹴るような物音が聞こえる


「…なんだ?」


男…白夜の総長が、怪訝な顔で幹部たちに問う


「…さぁ?」


幹部たちもまた、怪訝な顔で、外の方を見た


ふと、一つの可能性が頭に浮かぶ


「…もしかして…下っぱが言っていた、族が来たんじゃ?」


よく見てみれば、なるほど


倉庫の入り口のシャッターの一部が窪んでいる


「そうらしいな…」


ガッシャーンッ


ビュッとシャッターが、こちらに飛んできた


「…お待たせしました…白夜さん?」










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