捨 て て や る
『ミカばっかずるいし〜』
『いいでしょ〜』
純也が好きとか
嫌いとか
ヤキモチとか
束縛とかじゃない
あたしに見せ付ける様なミカの態度に
あたしの中の何かがキレた
バシャッ
『…キャァッ』
純也のいる教室で
水をかぶったのは純也とミカ
かけたのは
『……?』
『いい加減にしろ』
『へぇ、気が合うじゃん』
直樹くんと、由香
『ちょ、直樹くん最低!』
『あんた何なの!?』
ミカは直樹くんに文句を言い
もう1人の女は
びしょ濡れになったミカをかばいながら由香に文句を言う