「でもね」
「うん」
優樹が語りだした
「私、聖と出会ったこと後悔してないよ。聖に恋したこと後悔してない。だってね、辛いこと沢山あった。聖が病気って知った時、聖がいなくなった時、とっても悲しくて泣いて泣いて泣きまくった。でも今は思い出なんだ。誰だって失恋するでしょ?それと同じに考えることにした。聖だって私が泣いてずっと聖のことひきずったり、後を追うような真似することをのぞんでないから。聖との約束を守る」
< 169 / 251 >

この作品をシェア

pagetop