姫と王子たち



「最後かぁ(・_・)………姫城さん、こんにちは。稲月 忍(いなつきしのぶ)です。18歳C組、家は稲月旅館の若。………昔の名前はキース・アイリーン、アイリーン家の長男」



最初っから最後までジーッと見られてしまった…
ぼけーとしていてなんか謎な人かも…
それにしてもいなつ…?
……………
…………
………
……




『どえぇぇぇぇぇ〜!!!?』


びくっΣΣ(゚ロ゚ノ)ノ
とみんな…



『稲月旅館ってあの!!?』

「そうやで♪世界各国の人々から愛される超人気高級旅館や!!!」

「おい、なぜ淳哉が自慢げなんだ?」

「零ちゃん、細かいなぁ……いいやん?俺らは忍の親友なんやから☆」

「ああ、淳哉以外ならみんな大切な親友……」

「………。」

「はっ(笑)頭も可哀相な奴だと思っていたが、人間関係まで可哀相な奴だとは…哀れな奴だ」

「酷い(ノ_・。)クスン」



『………。』

「で、なんであんなに驚いたの??」

『…あ…うん!だってあそこの温泉いいよね〜♪あと部屋も』

「へぇ♪うちのどの部屋&温泉が好きなの?一般的には最上階の金の湯?最上階の銀の部屋?」

『ううん♪実はね、泊まったこともないし入ったこともないんだけど………姫の湯と姫の部屋が好きなのよね〜///』

「えっ?」

『稲月旅館に来て銀の部屋に泊まったんだけど、その部屋の隣の部屋が姫の部屋で他の部屋と違って西洋風で超綺麗なの☆姫の湯も綺麗な純白なお湯で美人になれるんだって♪でも、一般人は入れないんだって…』









< 22 / 35 >

この作品をシェア

pagetop