ちよこれいと!


「翔。何でさっき、まさとと一緒に寝てたんだ?しかも、どさくさに紛れて抱き締めてたし。」


そう。俺はそこが疑問。
何で抱き締めてんだよ!てか、何で一緒に寝てんだ。


イライラを押さえながら、聞くと……


「あー。あれ?別によくね?男と男じゃんか♪最初は、いきなりまさとが一緒に寝ててびくったけどさ、あいつあったかいからさあ……思わず抱き締めちまった。」


にひひっなんて笑う翔が一番うざいかもしれない。
男だとしても、お前さっきキュンキュンしてたじゃねーか!


「あ、あの茂人くん。顔が……お顔がものすごく怖いのですが。」

冷や汗だらだらの翔に近づき、一言いい放つ。


「死ね。」


そう言って、拳を振り上げる。

その直後、部屋には翔の叫び声がこだました。



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