ちよこれいと!
「と、とにかく!仮でいいから。あとで、たくさん二人っきりにしてあげるから!」
「なっ!」
二人っきりって……
他人に言われるとなんか照れるなぁ。
けど、竹内さんの意見も一理ある。
だいたいこの男状態を、どうやって説明する!?
それだったら、しばらく距離とってあとでラブラブすればいいかも……
「竹内さん、分かりました。裕也と一回別れます。」
「おぉ!ありがとう!」
電話口からは、嬉しそうな声が聞こえた。
大丈夫。
一回別れるだけだよ!
と、自分に言い聞かせる。
裕也のことは大好きだけど、この状態も見せたくないしね。
そうして、竹内さんとの電話を切り学校へ向かった。