ちよこれいと!


「と、とにかく!仮でいいから。あとで、たくさん二人っきりにしてあげるから!」


「なっ!」


二人っきりって……
他人に言われるとなんか照れるなぁ。
けど、竹内さんの意見も一理ある。

だいたいこの男状態を、どうやって説明する!?
それだったら、しばらく距離とってあとでラブラブすればいいかも……


「竹内さん、分かりました。裕也と一回別れます。」


「おぉ!ありがとう!」


電話口からは、嬉しそうな声が聞こえた。

大丈夫。
一回別れるだけだよ!

と、自分に言い聞かせる。
裕也のことは大好きだけど、この状態も見せたくないしね。


そうして、竹内さんとの電話を切り学校へ向かった。



< 130 / 168 >

この作品をシェア

pagetop