ちよこれいと!
「うわわあぁぁぁん!」
何かが切れて、眼からたくさんの雫がこぼれ落ちた。
クラスの女子はほとんどが泣いている。
男子さえも涙目のやつがたくさんいた。
そして、うちもたくさん泣いた。
久しぶりに…
前泣いたのはいつだったろうか。
思い出せないくらい、今まで感情を飲み込んできた。
「う、うち、つられやすいんだからみんな泣かないでよー!」
クラスほとんどで泣いた。
こんなクラス…
嫌だった。
学校なんて無意味だって
思ってたのに今になって
寂しいっていう感情があふれだしてくる。
それに、どうしてみんなが泣いているのかが分からない。
うち、口悪いしほとんどツンケンしてて喋ったことない人がほとんどだった。
もしかしたら、嫌なクラスじゃなくて最高なクラスだったのかもしれない。
ただ、うちが気づかなかっただけでみんないい人たちだったのかもしれない。
今さら、後悔の涙が溢れてくる。
もっと楽しんでおけば良かったって……
ばかだな。
なんで後悔してばっかなんだろ……
涙が止まらない今日この頃
忘れられない記憶の1つに
刻まれた。