ちよこれいと!
「もう、8時だ。」
やっとのことで逃げ回って、ついたのはダンボというアトラクションの前。
ダンボはディズニーキャラクターの1つ。
「結局、何にも乗れなかったな。そろそろ、行かないと10時に間に合わないし……」
翔は笑ってるけど、残念そう…
俺はチラッとダンボのアトラクションを見た。
運よくアトラクションは空いている。
「なあ!翔。せっかくだから、ダンボ乗らない?子供ぽいかな…?」
どうせ何も乗らないで帰るなら、小さい子が乗ってるやつでもいい。
少しは楽しみたい。
翔はきょとんとした顔をしていたが、すぐに笑顔になって頷いてくれた。