ちよこれいと!
ぴょんぴょん跳ねていたら、顔が一瞬見えた!
あの顔は!
「さっきの―――「なんだよ。行きなり呼び出しやがって。」
うちの声は、裕也の声で遮られてしまった。
てか、そんな口の聞き方いいの?
だって目の前にいるのは…
「あん?俺が、呼び出した本人はお前じゃねぇよ。」
あの、大人気の茂人さん…
「お前の後ろにいる子。」
茂人さんの目線が、うちに注がれた。
裕也も同時に険しい顔で、振り返った。
「へ?うち?」
まったく意味がわからない…
はっ!もしかして、さっき睨み付けちゃったから怒ってるのかもしんない…
けど、やっぱり俺様最高なんだぜ。言うこと聞けよ。みたいな態度は、きにいらねぇ。
「お前でてけよ。あの子と二人で話がしたいんだ。」
茂人さんが裕也に視線を送った。