ちよこれいと!
「美里ちゃんが部屋に入った瞬間、アイドルにしなきゃもったいない!しかも、男でね」
「男の子として?」
「そう。俺も最初は悩んだ。ありえないことだろ?」
黙って頷いた。
「けど、君は才能持ってる。絶対に。俺が保証するよ。」
突然、キリッと顔を変えた竹内さん。
こんな顔されたら断られないよ。
「問題になったら、すべて俺が責任をとる。だから、やってみない?夢を売る仕事。」
もしかしたら、この言葉に引かれたのかもしれない。
〈夢を売る仕事〉
うちもやってみたい!
みんなに笑顔を届けたい!
「うち、やります!」
うちの人生は今、違う道を歩き始めた。
もう戻れない。
自分で決めた道だから。