七つの星の落し物
「答えになっていません!」
「いいかい?
星たちは、とっても困っているんだ。
星というか、星の住人達だがね・・・。
彼らは、君からのプレゼントを心待ちにしている。
今日、君が行かないと、とても深刻な事態になる事だって在り得るんだ・・・」
男は深刻そうな顔をする。
「そ・・・そんなぁ。」
「あぁ、あとね、この仕事にはアシスタントが付いてるんだよ。」
「アシスタント?」
「そう。
彼女は僕と一緒に毎年この仕事を手伝ってくれているベテランだ。
だから、君は何も心配する事はないんだよ。
ほらね、安心だ。」
男はニコニコして、手元の「星の落し物盤」を差し出す。