七つの星の落し物
生き物は、緑色のリボンを結んだ尻尾をポンポンに膨らませて、やっぱり・・・怒っている。

リゲルは申し訳なさそうに俯く。

「ごめんなさい・・・」


「あらいやだ、そうじゃないのよ。
今日はあなたがいてくれないと困るんだから!

私の名前は・・・アルファ。 アルって呼んで。
今日はよろしくね。 リゲル。」


生き物はくるりと回って太い尻尾をピンと立てると、軽く片目をつぶって見せた。


「あ、あぁ。
こちらこそよろしく・・・。
アル。」


「じゃ、早速説明するわね。」

アルは、そう言うが早いか、長さ3m程の小さな船内をちょこちょこと走りながら、あちらこちらに散らばっている丸いフルーツドロップのようなスイッチをパチパチと入れていく。


ブィィィ――ン!!


その途端、フロントガラスに映像が映し出された。
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