七つの星の落し物
そこには、銀色に輝く流線型の宇宙船が浮かんでいる。

「これが、この宇宙船サブリナよ。
外観は、こんな感じ。

中心のこの部分に、星々とリンクしているレーダーが付いていて、この「星の落し物盤」で探した星に瞬時にワープすることが出来るの。」


「す・・・すごいね・・・。」

リゲルは弱々しく言う。


「そして、落し物なんだけど・・・、ちょっとその後ろの白い袋を取ってくださる?」


「あ、ああ。」

リゲルは後ろの座席に積まれている、大きな白い袋を取った。
大きさの割りにはとても軽い。


「ちょっと、中を見てみて。」


リゲルは袋の紐をほどいて中をのぞく。

「これは・・・」


< 17 / 78 >

この作品をシェア

pagetop