七つの星の落し物
Ⅴ. 暗闇の星『ムリファン』
「あれ? 星はどこ?」
フロントガラスの前は真っ暗だった。
「よ~く目をこらしてみて。」
リゲルは目を細める。
「あ! もしかして、あれ?」
フロントガラスの向こうには、そのふちの辺りだけ微かに光る、大きな星が浮かんでいた。
「そう。 あれは、へびつかい座のムリファンよ。」
「ムリファンか・・・。」
リゲルはまた口元を緩める。
「じゃあリゲル、今度はこれを着てってね。」
リゲルが手渡された白いエナメルの服を身につけ、ヘッドフォンを着けると、アルはまた、丸いレバーを手前に引く。
「がんばって!」
アルの声と同時にまた鈴の音が鳴った。
シャラ―――ン!
フロントガラスの前は真っ暗だった。
「よ~く目をこらしてみて。」
リゲルは目を細める。
「あ! もしかして、あれ?」
フロントガラスの向こうには、そのふちの辺りだけ微かに光る、大きな星が浮かんでいた。
「そう。 あれは、へびつかい座のムリファンよ。」
「ムリファンか・・・。」
リゲルはまた口元を緩める。
「じゃあリゲル、今度はこれを着てってね。」
リゲルが手渡された白いエナメルの服を身につけ、ヘッドフォンを着けると、アルはまた、丸いレバーを手前に引く。
「がんばって!」
アルの声と同時にまた鈴の音が鳴った。
シャラ―――ン!