七つの星の落し物
「ああ。 光が戻って来ればな…。もう闇の中にいるのはウンザリだ!」

「あのデッカい音はコレの前触れだったのかなぁ…。」

男達はそれぞれに嘆く。

リゲルは頭をひねる。


(銀色の星… それが降ってから、暗闇になった?!)

パリンッ

(ん?)

リゲルは歩き出そうとして、足元の何かを踏んだ。

(何?)

そっと拾い上げてみると、それは銀色の小さな破片のようだ。
その破片に男たちの持っている懐中電灯の光りが反射して、キラリと光る。


(大きな音… 銀色の星・・・ そうか!!)


「アル! 僕を戻して!」


「OK!」


シャラ――――ン!

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