七つの星の落し物
リゲルは宇宙船に戻ると、がさごそと白い袋をあさった。


「あった!」


「鏡?」

アルは首を傾げる。


「そう。 あの星は、おそらく大きな鏡みたいなモノに光りを反射させて、明るさを得ていたんだと思う。

それがある時、何か隕石とかそういうモノの衝突によって割れてしまった。

それで大きな音とともに、銀色の星が沢山降ったんだ。」


「なるほど!
それで、真っ暗闇になっちゃった・・・って訳ね。」


「多分・・・。」


「うん。
それじゃ、またこの引き出しにその鏡を入れて・・・」


「レバーを引く・・・っと。」


シュン!!
宇宙船の先から、ムリファン目掛けて、橙色の光線が放たれた。

その途端、目の前に白金色に輝く大きな星が現れた。

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